私たち「株式会社ズッペン」は、セロリの国内三大産地のひとつ、福岡県みやま市瀬高町に誕生しました。
”ズッペン”
この聞きなれない言葉。ドイツ語でスープの意味なんです。
セロリの出荷時期は11月から6月まで。出荷の際に大きさを揃えるためや、見た目をよくするために外側の葉を落とします。それを「かき葉」といい、品質には問題ないのに多くは捨てられていました。そんな「かき葉」も活用したい、おいしいセロリを一年中料理に使いたいと主婦5人で研究会を発足し商品開発を始めました。
試行錯誤していく中で、ドイツの「ズッペンゲミューゼ(スープ用野菜)」に出会い、これをセロリで作れたらと私たちのズッペンゲミューゼの開発が始まりました。
日本と言えばおだしの文化です。煮干し、昆布、鰹節、乾物には旨味が凝縮されています。
数種の乾燥野菜をブレンドして、スープの素となる商品にするのはどうだろう。
研究を重ね、配合率を何度も煮詰めていく中でベストの比率にたどり着き、3年かけて商品を完成させました。
この完成品を「ズッペン」と命名。
社名にも掲げました。
乾燥野菜を使ったスープの素と聞くと、お湯を注いで作るフリーズドライのインスタントスープを思い浮かべるかもしれませんが、この「ズッペン」はゆっくり料理を楽しむ人にこそ使って欲しい商品です。
コトコト、コトコト、じっくり煮込むことで野菜本来のやさしい味が料理に宿ってきます。
インスタントならぬ、とびきりスローなフードです。